- てがた
- てがた【手形】(1)手を押し付けてついた, 手の跡。 また, てのひらに墨や朱を塗って紙や布に押した跡。
「白木の家具に~がつく」「関取の~」
(2)一定の金額を支払うことを委託または約束した有価証券。→ 為替手形→ 約束手形(3)後日のための証として, てのひらに朱や墨を塗り, 文面に押したもの。 手印(シユイン)。「母さまの~を据ゑて証書を渡し, 百両の金を受け取り/読本・稲妻表紙」
(4)印を押した証書・証文。 借用書・契約書・切手・関所札など。「外から一言邪魔させまいとの~が取りたい物/浄瑠璃・今宮心中(上)」
(5)事情。 都合。 首尾。「あすの晩はちよつとした~が有るけれど, せはしいよつて四五日のうちに来う/洒落本・南遊記」
(6)牛車(ギツシヤ)の方立(ホウダテ)や馬の鞍(クラ)の前輪(マエワ)につけたくぼみ。 つかまる時の手がかりにする。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.